新人看護師が気をつけること

新人看護師が気をつけること

新人看護師がやりがちな、与薬ミスのパターンについて解説していきます。

与薬ミスを防ぐために~新人看護師が気をつけること~

看護師による医療過誤のなかでも、発生数が常に上位なのは内服与薬の過誤です。こちらでは新人看護師がやりがちなパターンについて解説していきます。

知識不足によるミス

新人がよくやりがちなのが、知識不足によるミス。緊急事態のやむを得ない状況で、医師から口頭で指示されるということがあります。
例えば、小さなお子さんの手術後に「注射の中身を0.1ml準備するように」医師から指示されたにも関わらず、1ml用意してしまったケースがあるとします。
薬剤の常識的な知識や薬効、適正な投与量、用法などを熟知していれば、「1ml」ということに疑問をもつはずなので、聞き間違えたとしても再確認するという行動に出るでしょう。
文書で申し送りするのは当たり前ですが、やむを得ない場合はどうしておくかということも職場で決まりを作るべきです。医師が明確な言葉で指示を出すとか、複数人で復唱するとか、新人の知識不足のせいにする職場は問題ですよね。
もちろん、新人の看護婦さんも勉強したり、経験を積んだりして、知識は付けておくべきだとは思いますよ!

確認不足によるミス

知識不足なくて、自分がわからないことを上司や同僚に確認せずに、独断で判断してミスをするというケースもよくあります。わからない、あるいは自信がないなら、わからないということを恥ずかしがったりせずにしっかりと確認しましょう。
もちろん、先輩看護師たちも、何でも聞きやすい雰囲気を作っておくことも重要だと思います。

能力不足によるミス

新人看護師の能力不足によるミスもよくあります。経験がないからといって仕事をさせないでいるといつまでたっても経験は積めません。だから、ベテラン看護師がついて、フォローすることが必要です。
ここで、新人看護師へのアドバイスをするとすれば、もしミスしたり、ミスしそうになって、ベテラン看護師から指摘されたら、それを真摯に受け止め、その原因は何かということをベテラン看護師と一緒になって考えるようにしてください。