夜勤や休日出勤、勤務体制に悩むナース

夜勤や休日出勤、勤務体制に悩むナース

ベテランナースである管理人が夜勤や休日出勤、勤務体制に悩むDさんの悩みに答えます。

相談★とにかく夜勤がつらい!待遇に悩んでいるDさん

私は救急外来で働いていて、夜勤や勤務体制について悩んでいます。ナースとして使命感をもってやっていますし、やりがいも感じています。
でも、ひっきりなしにやってくる救急車、常に緊急事態が続く緊張感…、毎日目が回るように忙しく、休みの日は疲れ果てて、寝るだけという日々が続いています。
やる気はあるのですが、体がついていかず、このままでは重大なミスをしてしまうのではないかという心配もあります。

看護師って体力勝負!?

急性期医療に携わる者の宿命かと思い、仕方ないと思っていましたが、年齢を重ねるごとに、自分の体がもつのか不安になってきました。だからといって、やめてしまうと、ますます現場は大変になりますし、私たちを必要としてくれる患者さんだって困ってしまうのではないかと思ってしまうんです。
どうしたらいいのか、それこそ倒れるまで働くべきなのかと悩んでしまいます。いっそ、倒れてしまいたいなんて考えることも…。

ベテランナースの回答

「いっそ倒れてしまいたい」なんて、Dさんは相当お疲れのようですね。このままの状態で今のお仕事を続けられるのは危険だと思います。無理に無理を重ねて働いて、倒れて仕事ができなくなったらそれこそ意味がありません。
急性期病院での仕事にやりがいを感じていらっしゃるということですが、最近では患者さんにゆとりをもった看護を提供するために、医療従事者の働く環境改善に力を入れている病院もあるそうですよ。
ある病院では、看護師を増員して、看護師の拘束時間を減らすシフトを組んだりしているそうです。また、事務作業はケアワーカーが行い、看護師は看護に専念できるように工夫しているところもあります。
もちろん、急性期病院という性格上、患者さんの病状が急変し、多少勤務時間をオーバーすることはあるありますが、それにしても、随分負担は軽減されますよね。
今の職場のことを考えると、転職されることも躊躇されるかもしれませんが、もっと広い視野で見たときに、経験も豊富で、志も高いDさんのような看護師さんが体を壊して、看護師の仕事を断念するということのほうが業界として大きな損失なのではないかと思いますよ。